ウサギ大好き!
バニー大好き!
(ウサギラヴァー状態)










BETWEEN THE TEN

今月頭にリリースされたYUKIのアルバム『BETWEEN THE TEN』を購入・・・せずに最近ハマった椎名へきるのアルバム『Best! -Single Collection-』をAmazonで取り寄せてしまいましたきりんです。
え、椎名へきるの文字だけでここに着ちゃった?
もしかして:TENからEIGHTEENへ

BETWEEN THE TEN
BETWEEN THE TEN


YUKIのアルバムは店頭で確認してから「シングルにカップリングとして収録された全ての楽曲」を収録したものだと知りましたね。
これホントにカップリング曲を余すことなく収録しててびっくりですよ。しかしシングルを逐次購入していた私の相手ではなかった。
普通のシングルのベスト版とはまた違った味があっていいですよ。・・・買ってないのに偉そうですが。
さらに、偉そうにも聞いてもいないのに個人的に良さげな曲を挙げると

・Count Backwards
 曲の中ほどで1〜8のカウントダウンとカウントアップの同時ウィスパーボイスが結構好き。ワン(エイト)・トゥー(セブン)・スリー(シックス)・フォー(ファイブ)・・・みたいな。

・ビュービュー
 アコースティックギターとYUKIの、力強い歌唱なのになぜか静謐(せいひつ)で荒涼とした雰囲気が超絶大好きな曲。昔ネトゲをやってたときに延々ループで流してました。

・ありがとう
 これセンチメンタルジャーニーを買ったときに歌詞カードにある「海風星空・・・」と漢字がずらっと並んでるのに衝撃を受けた曲です。
 中国語かよ!みたいな。いや中国語とは構文が全然違うんですけどネ。
 そんな森羅万象に感謝する歌です。ありがとう中国(ぇ

・17才
 コレ一応スウィートセブンティーンとは別の曲ですからね?
 2番の頭の「大好きな夕焼けのオレンジ色が〜」って部分のYUKIのちょっと甘い歌い方が結構好き。

・首輪
 ほとんどベースとドラムだけのシンプルな演奏に終始ウィスパーボイス歌唱のYUKIが印象的な曲です。
 詩自体は飼い犬視点での飼い主との海辺での思い出を歌っているんですが、そのもの悲しい詩と演奏、YUKIの歌唱が相まって文章では的確な表現が難しいくらい私の感性にクリティカルヒットしてしまってます。
 カップリングだからこそ感じる魅力かと思います。

・夏のヒーロー
 この曲が収録された『ふがいないや』はシングルのリリースが夏の終わりごろ、いわゆる晩夏という頃合だったんですが、そんな時期にこんな曲をカップリングされたら文章では的確な表現が(ry
 詩の内容的に夏の終わり頃を強く思わせる(シングルのリリース時期と合わせてきてる演出がにくい)ので、「今年の夏のMVPはキミだったよ///」的な感じだと思います夏のヒーロー。

・ミス・イエスタデイ
 この曲は映画『インスタント沼』の主題歌として起用されているのでカップリング感としては薄めな気がしますです。
 サビに「ミス・イエスタデイ〜」から入って音程と歌唱の力強さをだんだん引き上げてく(クレシェンドだっけ)ところがツボ。「いつまでも遊んでいられたらいいな」で最高潮。
 あと最後に「明星の〜」のバックコーラスが五度進行?してるのも気持ちいいです。
 ベタだけどバックコーラスがやるからメインとのパワーコード的効果で余計に気持ち良い。メインも5度進行してたらこうは感じないと思うから。

・Wild Ladies
 この曲は90年代とかっぽい(詳しくないけど)感じのクラブサウンドです。楽曲提供者が今までと違うのでちょっち新鮮です。YUKIに多分に見られる「サビで曲タイトルを言う」パターンの曲です。
 よっつ打ちのリズムでノリが良いので個人的には中毒性高目と思ってます。

・・・まぁ買ってないんだけどね!(2回目)
ただ、disc2のBonus TrackはJazztronikとフィーチャリングした「ベッドタイムストーリー」が収録されてますので、POWERS OF TENとはまた趣の違うYUKIを楽しめるんじゃないでしょうか。

The Unfinished Swan

10月中旬に北米で配信された「The Unfinished Swan」を遊んだ感想です。
日本でも配信が決定したそうですが、時期も価格も未定だそうで。
日本でも12月13日に配信されましたね。
公式のソフトウェアカタログページ:
http://www.jp.playstation.com/software/title/jp9000npja00087_00unfinishedswan00.html



ゲームの内容は上記URLを参照してもらうとして、ボリュームとしては風ノ旅ビトのようなあっさりした感じで、2〜3時間程度でクリアできます。
ちょっと雰囲気を楽しみつつ遊ぶってスタイルでしょうか。
完全に真っ白な世界に「ペイントボール」を投げて景色を浮き出させて進むっていうのが面白いです。さすがにゲーム終了までずっとそういうシーンが続くワケではないですが。

やりこみ要素としては隠されたバルーンを集めるというのがあります。
ゲームの性格的にシルエットのバルーンとかはかなり発見しにくく、ノーヒントで全部発見するのはかなり難しいです。
ただ、このバルーンを集めるとそれをcreditとしてポーズメニューから追加アクションを購入できたりします。
その中にバルーンを感知するレーダーがあって、それを使うとバルーン集めの難易度がかなり下げられます。
もちろん解禁後もレーダーのオンオフはいつでも切り替えられるので、あえてレーダーナシでバルーン集めするのもアリです。
他に解禁できるアクションは投げたペイントボールを時間的にストップさせたり、消しゴムみたく景色にあてたペイントボールの効果を消したり、ホースみたいに連射できるようになったり、ライフル的射出できたり。
ストーリーを進めるにあたって大きく影響するものはなく、どれも「遊びの幅を広げるもの」くらいの感覚で、有用なのはバルーンレーダーくらい。
※ 追記・・・後でゲームを起動してみたら「チャプター選択解禁」や後述の「箱持ち上げ」と、他にも有用な項目ありましたです。

このゲームは3章の一部の場面でペイントボールを特定の壁に3段階に分けて投げつけることで「箱」を実体化させられる場所があるんですが、この箱を使って遊ぶのが思いのほか楽しいです。
トロフィーにも関係してるんですが、この箱は床にペイントボールをぶつけて作る「緑の箱」と壁・天井にペイントボールぶつけて作る「赤い箱」があります。
このうち、緑の箱は追加アクションを購入することで持ち上げることができるようになります(4章は除く)。ただ、ある程度の大きさを超えると流石に持ち上げられなくなりますけれど。
持ち上げた箱は□ボタンで再度床に置き、ペイントボールと同様の操作(アナログコントローラーやMoveで違います)で投げることができます。
このとき、持ち上げた箱を既に生成した箱に重なるように持ってきてから□ボタンで床に置くと、それぞれの箱同士が弾かれるんですね。
重ねた場所によって弾かれる方向が違うようで、大きく作った箱に持ち上げた箱を床スレスレくらい下のほうで重ねて置くと大きく作った箱が勢いよく空に「打ち上げられる」ワケですよ。
うまく高く打ち上げれば2つのブロンズトロフィーが獲得できるわけですが、この箱を使って遊ぶのが楽しい!
積み木みたいに無駄に高く積んで遊んでもいいし、モノリスみたく薄っぺらい箱を作って小さい箱をモノリス箱の上を狙ってぶつけてモノリス箱がガコンガコンいいながら倒れる様を楽しんでもいい。
箱を作れる場所が、GRAVITY DAZEでシアネアが見せた空間みたいというか、MS/DOSで直接プログラムを書いて描画させた空間みたいというか、要するに超絶殺風景な空間なのでやたらと創造意欲が掻き立てられる気分になります。きっともっと面白可笑しい遊び方がぁぁぁあるはず!
ちなみに箱は実体化させた後のヤツに再度ペイントボールを何度かぶつけると消滅させることができます。


もはや「お前は3歳児かっ」って勢いで箱を作っては投げ、モノリスを倒しってやってました。
もうスワン追いかけるのを忘れそうなくらいです。
むしろこのゲームはここが一番の楽しみどころと断言してもいいです!!

・・・いいはず。

ルクセンダルク小紀行・大紀行

先週発売された3DS専用ソフトブレイブリーデフォルト フライングフェアリーの音楽を手がけたrevo氏が率いるSound Horizon.
そのSound Horizonが同ゲームの世界観を表現した音楽アルバムルクセンダルク小紀行ルクセンダルク大紀行をこの前買って来ましたきりんです。
いやね?
先週BDFFでるなーと思って、サンホラがBDFFの世界観で新曲出すってニュースを改めてみてみたらもう発売されてやんの。
そんなわけで下記に私が実際に購入した該当CDのamazon情報を表示しますです。
amazonで視聴もできるよ!

ルクセンダルク小紀行 BRAVERY DEFAULT盤 (数量限定盤 CD only)
ルクセンダルク小紀行 BRAVERY DEFAULT盤 (数量限定盤 CD only)

ルクセンダルク大紀行 (初回限定盤)(特殊パッケージ仕様)
ルクセンダルク大紀行 (初回限定盤)(特殊パッケージ仕様)


アーティスト名が"Linked Horizon"になってますが、これは"Sound Horizon"という楽団が他の世界観と"繋がる(Linked)"ことによるものだそうで、以降も他の作品と連動、いわゆるコラボレイトするようなことがあれば、"Linked Horizon"としての名義で楽曲を発表するそうです。
要するにコラボ用名義とでも思っておけばいいみたいですね。

ゲームは買ってないけどサンホラの楽曲は好きなので、リリース決定したときから楽しみにしてました。
・・・ゲーム発売日まで忘れてたけど、そういう突っ込みは野暮でしてよ!
最近は聴く音楽がクラシックに大傾倒致しましてね、そりゃあもう過去にエリック・サティを個別に取り上げるほどですから!
で、最近のサンホラもクラシックな雰囲気の楽曲が多くなった印象があります(6th StoryのMoiraあたりから)し、今回も大いなる期待を寄せていたところですが・・・。
実際聞いてみるとJoelleやRIKKIのソプラノ歌唱が最高ですネ!
「希望へ向う譚詩曲」や「虚ろな月の下で」あたりが鳥肌モノでした。
いわゆるRock音楽でギターのリフなんかにシビれるみたいに、クラシック風味な音楽でのソプラノ歌唱に高揚を禁じえませんッ!ですッ!(罪木蜜柑風)
少し理屈っぽい話をすると高周波数の音がきっと耳触りがいいんでしょうね。ギターの高い音程でのビブラート演奏とか。
それはともかく、他にはインスト(この場合器楽曲といったほうがいいのか)なんかも数曲あって、「風が吹いた日 [Piano Solo Version] 」「巫女の祈り [Strings Quartet Version]」の2曲もよかったです。
ただ、風が吹いた日は久石譲っぽいというか、少々古典的なというか野暮ったい感じもありました。
巫女の祈りも"Strings Quartet Version"とありますが、私が想像した"弦楽四重奏"的なものではなく、普通に弦楽器4本を使ったremix、みたいな感じでした。
まぁ原典となるゲームがあるわけですからremix風になるのも当然ではあるのですが。
話が逸れますが、ゲームがFF(ファイナルファンタジー)の空気を多分に持っているせいで同ゲームに出てくるアイテム「乙女の祈り」とアルバムの楽曲「巫女の祈り」がごちゃごちゃになります。
少し前も「巫女の祈り」とタイプするつもりが素で「乙女の祈り」になったり。
そうですね。個人的にはダガーやエーコにアクセサリとして装備させてる絵面が思い浮かびます。
全体的に見るとrevoっぽい楽曲に満足な反面、王道ファンタジーと謳っているBDFFに倣ってか、楽曲もクラシックの王道というか現代的には野暮ったい響きも微妙に感じられます。
個人的にはもう少しはっちゃけても良かったのよ?という感じはあります、が・・・

が!しかし、しかしですよ!?
「純愛(はぁと※)十字砲火」のコンサート感バリバリえいっファイアっであなたにロックオンするコレはメチャ最高ですよ!?  ※ (はぁと)は実際には環境依存文字Unicodeで表示されています。
さながらアイドルが「みんなぁー今日はありがとーっ」みたいな感じで十字砲火してきます。
オーディエンスがメチャ合いの手入れてきてるし音源はライブ音源風味だしで、眼をつぶって聴けばそこにはサイリウムを振って「ファイア!」しているあなたの姿が!
ソプラノとか野暮ったい楽曲とかぶっ飛ぶ勢いで高揚感ハンパないです。
「ブレイブ」とか「デフォルト」とかゲームに関連する用語を入れてきているのも遊び心です。いややってないからわからないけど。
歌詞もかなりストーカー入ってて、実際にこれをやろうものなら被告人の半径xメートル以内に近づかないようにと裁判所から通達されてしまいそうです。ふられたって ダ・メ・モ・ト!

「雛鳥」もそうですが、Sound Horizonという楽団のコンセプト上、退廃的な楽曲を想像しがちですがMarchenの「生と死を別つ境界の古井戸」でもそうだったようにrevoは楽しげでポップな楽曲も作れるんですよね。
もちろん中二病が入った退廃的な楽曲は作り続けて欲しいですが、たまにはそういう楽しげポップ調な曲も入れてくれるとうれしいです。
あえて明るい曲を入れることで退廃的な曲を引き立たせるとかもできそうですし。


というわけで、個人的には野暮ったい響きの楽曲があるかなーとは思いつつも満足なアルバムです。じゅうじほうかー。

イース セルセタの樹海

9月27日に発売されたイース セルセタの樹海を一通りプレイした感想を述べたいと思いますきりんです。
1週に掛かったプレイ時間は49時間程度です。私は結構ゆっくりプレイしてました。
ゲームのボリュームとしてはまあまあかな、といったところでしょう。


今作はイースVIIの戦闘システムを引き継いだ形のアクションRPGです。
難易度をEASY、NORMAL、HARD、NIGHTMAREの4つから選べますからアクション苦手って人でも割りと何とかなるかと思います。
主人公の冒険家・アドルが記憶を失ったところからゲームが始まります。
アドルは失った記憶を取り戻すため、自身が記憶を失う直前まで挑んでいたというセルセタの樹海に再び挑み、未開の地といわれる樹海の謎を解き明かすとともに自身の記憶を取り戻すというのが大まかな内容です。
主人公が記憶喪失、というのは公式サイトの開発者インタビューにて「アドルがどういう人となりなのか、何故彼が冒険家と呼ばれるようになったのか、を彼自身が記憶を取り戻していく過程でプレイヤーにも知ってもらいたいから」と語っていました。
つまり新規でイースシリーズをプレイする人にも安心してプレイできるということですね。

2012-09-29-024337前回のVIIにあった、敵の攻撃がHITする瞬間に防御行動を行うことで発動する「フラッシュガード」がありますが、今回はさらに同条件でのタイミングで回避行動を行うことで発動する「フラッシュムーブ」というものも追加されています。
これがですね、発動時に少しの間無敵になり且つ敵の動きがスローモーションになるという恩恵があります。
樹海に挑んで少し進んだところでデカイ猿のモンスターが出てくるのですが、そいつでボス戦よろしくフラッシュガードやフラッシュムーブをスパルタで練習してるうちに楽しくなってですね、敵がスローモーションでずっと俺のターンたんのしいいぃぃぃぃしてたら油断して全滅したんですね。
近くに体力が回復できるFF10でいうセーブスフィア的な石版があるので、
死にそうになったら回復 → スパルタで修行 → 成功してたんのしいいぃぃぃぃぃ → 油断してピンチ
のサイクルが無駄に楽しいんですね。おかげでたどり着いたときにLv5だった主人公がLv13くらいにまでなってしまいました。いやホント楽しいよ。
ちなみに攻撃がHITする瞬間とありますが、タイミングはそれほどシビアでもなく割りと成功はさせやすいです。それでも慣れや敵の攻撃のタイミングと合わせる必要はありますが。

「セーブスフィア的な石版」というのは、この石版に触れておくと全滅したときに最後に触れた石版から再スタートできます。HP&状態異常も回復できるし使える奴です。
ゲームデータのセーブはボス戦などの一部特殊な状況を除き、いつでもできますので携帯機でやるゲームとしてのメリットは十分です。
画面タッチによる操作も多少対応していて画面右下にあるバッグアイコンをタッチするとメニュー画面が開けるようになってます。STARTボタンでも同様の操作は可能です。
・・・が、個人的には指のポジション的にはSTARTボタンより画面タッチでメニューを開くほうが遥かに快適なんですよね。STARTボタン自体小さいし、親指の第一関節の位置よりも更に下にある状態なので、態々STARTボタンを押しに行くより少し指をスライドさせて画面をタッチしたほうが楽です。このUIひとつで戦闘に関しては随分快適になってると思います。STARTボタンでメニュー開いたのゲーム開始時の一回だけなくらいですからね。

2012-10-16-044802セルセタの樹海は発売前の評判としてはグラフィックのジャギーが気になる等、一部のゲームブログで書かれてましたが、ゲームをやってみた私としてはモデリングをなかなか頑張ってるなと思います。
いやだって・・・大人のカーナと子供のカンリリカの体型っていうか、具体的な部分でいうと足とかを比べて見ると大人らしい体型と子供らしい体型をきっちり表現してきてるし力入れてるでしょうコレ。
一言褒め言葉を入れるとすれば「こんのロリコン野郎め」あたりでしょうかいいえ私のことではありません。

やりこみ要素としてはアイテム図鑑コンプリートやらボス戦タイムアタックやらでしょうか。
アイテム図鑑に関しては2週しないと完成できないようにはなってますが(クエストで武器を製造する際に2つのうち1つを選ぶ局面)。
ボス戦タイムアタックはボスラッシュ(全てのボスと戦う)もあり、やりがい満載であります。私はクリアしてませんが。

とりあえず1週してみてバグとかは逢わなかったのでかなり満足です。
ひとつ注意するとしたら樹上集落・コモドでの、クエスト受注ができる寄合所とアクセサリ作成を請け負う、施設を表示するMAPの色が両者逆転している点くらいでしょうか。
ゲーム進行には全く問題ないので気にはなりませんけどね。


ダーウィンが来た!グンカンドリ回

NHKで放送している「ダーウィンが来た!」の先週分、グンカンドリの回を録画していたので見てました。
クリスマス島に生息するこの鳥は、ハヤブサやツバメなどの飛行能力に長けた鳥の特徴を備えた空中戦のプロで、その飛行能力たるや何日間も飛び続けることが可能なほどだそうです。


その高い飛行能力を用いて他の海鳥を追い回し、その海鳥が手に入れた魚を奪っている映像が序盤に流れます。
えさの横取りを見てハイエナみたいだなと最初に思ったのですが、ハイエナは狩りがうまくないので他の動物から獲物を奪わなければならないといった理由があるのと同じように、グンカンドリは海に落ちると命の危険があり潜って魚をとるのが困難なために足りない分を他の海鳥から奪うことで賄っているようです。
海の潜るのが困難な理由はグンカンドリの羽に理由があり、他の海鳥(番組ではカツオドリとの比較でした)と性質が違うからのようです。
カツオドリの羽は水に濡れても水をはじくのですが、グンカンドリは濡れるとべちゃべちゃになってしまいます。
どうやらグンカンドリは体から水をはじく油を分泌する器官が他の海鳥に比べて貧弱なようで、羽が水分を吸ってとても重くなってしまうのだそうです。
前述したとおりグンカンドリは飛行能力が極めて高い上、翼長はタンチョウヅルと同等、体重はカラス程度と長時間の飛行に都合がいい身体的特徴があるのですが、そのために犠牲になった部分も多かったようです。
水を飲む際も羽を濡らさないように飛行しながらクチバシで水をすくって飲む、という感じです。
実際島のホテルなどにあるプールでもその光景が見られるそうなのですが、そのときに誤ってプールに落ちてしまうものもいるそうです。
プールは陸に上がるための階段等があるのでそこから陸に上がることもできますが、そこが海ならそのまま飛び立てずに死んでしまうことも少なくないそうです。

産卵期に番いで巣作りをする際も面白くて、オスが巣作りのための枝の調達し、メスがその枝を使って巣作りをします。
ですが、なぜかオスはその枝の調達も他の巣作りをしている海鳥から奪います。
いやいやどんだけ他力本願なのよと思ったら、またしても飛行能力に特化した部分が枷になったようでグンカンドリは脚力が非常に弱く枝につかまるのだけでも精一杯なほどなんだそうです。
保護センターで職員から餌をもらうグンカンドリの映像が流れるのですが、そのときのグンカンドリは歩くというより羽ばたきながら飛び跳ねて移動するといった感じでした。
枝は森や林など障害物の多い場所の地面に落ちていることが多いので、羽ばたきながらそれらを獲得するのはグンカンドリには厳しい状況です。酷いものだとオスが枝の調達に向かいメス一匹になった巣から枝をもぎ取っていくものもいるとか。
メスも威嚇はするのですが、その甲斐もむなしく奪われていってしまうという。
飛行に特化し空中戦で右に出るものはないほどとなるとかなりロマン溢れていますが、それ相応の苦労もあるということですね。
しかし・・・足が弱くてほとんど使えないとか、もう完全にガンダムの「偉い人にはそれがわからんのです」ってセリフを地で行ってますよね。


ヒナが巣立ちしても一年は親から餌をもらうのだそうです。
餌を自力で獲得するのに高い飛行技術を要するためです。
海面に浮かんだごみを獲物に見立てて狩りを練習したりを繰り返して技術を磨いていきます。
グンカンドリ・・・イイネ!
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